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妄想旅行
妄想の旅〜ある新人水夫の航海記〜
※本記事は、妄想の航海記です。 実在の人物や出来事を参考にしていますが、 語られている心情や描写は筆者の想像のものです。 海は、もう珍しいものではなかった。少なくとも、港にいる限りは。港にはいつも船があり、出航の話や遠くの噂は、日々の仕事... -
数理と科学で読み解く世界
なぜ人は海を越えられなかったのか──船と航海術が世界を測り始めた時代
かつて海は、人類にとって「越える場所」ではありませんでした。陸地の先に広がる青い世界は、資源でも航路でもなく、戻ってこられなくなるかもしれない境界線だったのです。船はあっても、どこを進んでいるのかが分からない風は吹いても、それが味方か敵... -
時代を作った人々
海に出なかった航海王子──エンリケが残した“判断”の航跡
航海王子と呼ばれながら、エンリケ航海王子は、ほとんど海に出ていません。荒波を越えたわけでも、未知の大陸に上陸したわけでもない。それでも彼の名は、大航海時代の最初のページに静かに刻まれています。エンリケがいたのは、船の甲板ではなく、港のそ... -
歴史と文化に出会う旅
世界へ出ていく港──リスボン、海の旅が始まった街
昔、KOEI(現コーエーテクモ)の『大航海時代』というシリーズにハマっていました。最初は船も小さく、資金もなく、少し沖に出ただけで船は嵐で沈み、運よく生き残っても、今度は海賊に追い回される。「まだ何もしていないんだけど?」そんな沈没を何度も経... -
数理と科学で読み解く世界
ウユニ塩湖はなぜ“世界最大の鏡”になる?──光と大地の科学で読み解く奇跡
ウユニ塩湖の写真を見たとき、「空が地面にコピー&ペーストされた?」と一瞬だけ錯覚してしまうことがあります。たとえば、こんな疑問を持ったことはありませんか? ウユニ塩湖はどうして鏡みたいに空を映すの? あの完璧な水平面はどうやって保たれる? ... -
数理と科学で読み解く世界
空に描かれる光のカーテン──オーロラの秘密を読み解く夜
本物のオーロラを見たことはありません。なのに動画を見ていると、つい腕を組んで「今日の揺れはキレがいいな」なんて、通ぶったことを言ってしまうんです。寒さも感じていないのに、「この光、けっこう冷たそう」なんて言ってみたりして。体験していない... -
時代を作った人々
地図に描かれていない世界へ──アレクサンダー大王が目指した“果て”
古代ギリシアの人々は、自分たちの暮らす地中海の世界だけを「人間の住む場所」と考えていました。その外側には大洋がぐるりと取り囲み、さらにその向こうは神々や伝説の生き物が息づく“未知の領域”。世界の端は、本当に存在すると信じられていた時代です... -
地中に眠る物語
恐竜の谷に眠る記憶──カナダ・アルバータ州立恐竜公園と大地の物語
カナダ西部、アルバータ州。この地には、数千万年前の記憶を静かに抱きしめるように、赤茶けた大地が広がっています。州立恐竜公園(Dinosaur Provincial Park)――その名の通り、かつて恐竜たちが暮らしていた谷が、いまも地層の中に息づく世界遺産です。... -
神話と伝説の舞台
アレクサンドリア図書館はなぜ消えた?失われた知の殿堂の真実
かつて世界中の知識が眠っていた場所──それがアレクサンドリア図書館です。しかし今、この図書館に行くことはできません。建物は跡形もなく消え、残されたのは断片的な記録と幾つもの伝説だけ。それでも想像の扉を開けば、旅は始まります。海の風が吹き抜... -
地中に眠る物語
ラスコー洞窟の壁画が語る、人類の“物語る力”の始まり
フランス南西部、ドルドーニュ地方。森の奥にひっそりと隠れる洞窟の中に、人類史の“アートギャラリー”があります。そこに飾られているのは、クロマニョン人が2万年も前に描いた、ウシや馬、シカたちの姿。キャンバスは岩肌、絵の具は土や鉱物、そして照明...
行ったつもりの旅
リモートトラベル:行かないけど、旅心は止まらない!