世界にはいろんなミステリーがある。
「モアイ像はどうやって動かした?」
「ピラミッドはどうやってが作ったのか?」
…そして、ナスカの地上絵は誰が何のために描いたのか?
しかも、描かれたのは 一筆書き みたいにミスのない精密な線。
これは… 「宇宙人が描いたのでは⁉︎」 と思ってしまうのも無理はない。
でも、本当にエイリアンの仕業なのか? それとも、もっと現実的な理由があるのか?
よし、ナスカの地上絵の真相に迫ってみよう!
というわけで、 今回の「行ったつもりの旅」はペルー南部の砂漠に広がる謎めいたアート、
ナスカの地上絵に迫ります。

ナスカの地上絵は誰のために? 空からしか見えない巨大アート

南米ペルーのナスカ砂漠に広がる、巨大すぎる「謎」。
「ハチドリ」「サル」「クモ」など、地上から見ても「ただの線」にしか見えない。
しかし、空から見ると…「おお! 完璧な輪郭!」
ナスカの地上絵は、まるで「宇宙から見られることを前提に描いた」ような精巧さ。
飛行機もドローンもなかった時代に、どうやってこんな巨大な絵を描いたんだ⁉︎
・地上絵の数は約800個以上!
・動物や植物の絵は約300種類!
・一番大きな絵は数百メートル級!
特に有名なものは…
✔️ハチドリ(96m) – 1番人気のある地上絵!

✔️サル(110m) – くるっと巻いた尻尾が特徴的!

✔️クモ(45m) – 実は「珍しい種類のクモ」なのかも

✔️コンドル(135m) – 空を舞う巨大な鳥!

最初は誰も気にしなかった?ナスカの地上絵
ナスカの地上絵は、現地の先住民にだけが知っている状態でしたが、近代的にその存在が広く知られるように
なったのは1927年頃です。
地上絵の発見! 最初は「ただの道跡」だった⁉︎
1927年、ペルー人考古学者トレア・メヒア・セスぺデス(Toribio Mejía Xesspe)が地上を歩いて調査中に、
謎の線に気づいたのが始まりです。
しかし、この時点では「ただの古い道跡」だと考えられ、大きな注目を集める事はありませんでした。
その後、1930年代後半~1940年代に入り飛行機が普及すると、空から見ることで巨大な動物の形をした
地上絵がはっきり確認されました。
本格研究の始まり! 空からの発見で歴史が変わった!
1939年、アメリカの考古学者ポール・コソック(Paul Kosok)が地上絵を上空から調査し、
鳥の形をした地上絵であることを確認しました。
その後、ドイツ人研究者マリア・ライヘ(Maria Reiche)が生涯をかけて研究し、ナスカの地上絵の
保護活動を行いました。彼女は「地上絵は天文学的な目的で描かれた」という説を提唱しました。
つまり、地上絵自体は1927年に発見されましたが、本格的に研究され、世界的に有名になったのは
1939年以降ということですね!
これらが、紀元前200年~西暦600年ごろに描かれたとされている。
え、そんな昔に⁉︎どうやって、何のために…⁉︎

こんな巨大な絵、どうやって描いた⁉︎
ナスカ砂漠に広がる800以上のもの巨大な地上絵。
「コンドル」「ハチドリ」「サル」などの動物や幾何学模様が、何百メートルものスケールで描かれている。
でも、ちょっと待って…
・どうやって、こんなに正確な線をやったのか?
・地上から見ても形がわからないのに、どうやって設計したのか?
「これはもう、古代ナスカ人に『地上絵の描き方』を直接聞くしかない!」
…と言いたいところだけど、2000年も前の人たちだから当然聞けるはずもない。
それならば現代の研究をもとに、どうやって地上絵を描いたのかを推測してみよう!
・ナスカの地上絵の作り方(推測)
①とにかく設計図を作る!
ナスカの地上絵は、適当に描いた落書きではない。
きちんとした「設計図」をもとに描かれていると考えられている。
・まず小さなスケールで図案(下絵)を作成した可能性が高い。
・その図を「拡大する技術」を使って、砂漠の大地に正確に描いたと推測されている。
②砂漠の地上に線を引く!
ナスカの地上絵は「描く」というより「削る」ことで作られている。
・地表の赤茶色の石や砂を除くと、下にある明るい色の地層(黄色や白色)が現れます。
・その色のコントラストを利用して線を描いている!
つまり、線を「掘る」のではなく、上層を剥がしていくことで描かれたのだ。
この方法なら、雨や風が少ないナスカ砂漠では何千年も線が消えない!
③巨大すぎて見えない⁉︎どうやって確認したのか?
地上にいるナスカ人は、完成した地上絵を上空から確認できない。
考えられる方法は…
✔️周囲の丘から確認(実際に低い丘からは部分的に見える)
✔️杭や目印を使って、遠近感を補正しながら描く
✔️ 「感覚」で仕上げた⁉︎(古代ナスカ人、職人すぎる…!)
現代人が「これ、ドローンなしで描ける?」と思うレベルの精度にもかかわらず、ナスカの人々は
道具なしで完璧なデザインを仕上げたらしい…すごい!
何のために描かれたのか?いくつかの説を検証!

①宗教儀式説
・「神様へのメッセージ」として描いた?
ナスカ地方は、とにかく乾燥していて雨がほとんど降らない。
雨乞いや豊作祈願のために、神に捧げる巨大アートだった可能性がある。
② 天文学・カレンダー説
・古代人の天文台
天文学者の研究によると、いくつかの地上絵は星の動きや太陽の位置と一致しているらしい。
ナスカの人たち、地上絵を「巨大なカレンダー」として使っていた可能性がある。
③水源マップ説
・地下水の場所を示していた?
ナスカは砂漠。 当然、水が超重要。一部の学者は、「地上絵は水源の場所を示していた」という説を提唱。
確かにナスカの地下には古代の灌漑施設があることがわかっている。
…ということは、地上絵は「超巨大水道予告」だった⁉︎
④宇宙人説
・ナスカはUFOの滑走路だった⁉︎
出ました、人気No.1の「宇宙人関与説」!
巨大で精密すぎるナスカの地上絵。人間だけでできるのか?
もしかして、「UFOの滑走路だった」「地球人へのメッセージ」として描いたのでは…⁉︎ 👽
⑤競技場説
・「ナスカの地上絵は古代のスポーツフィールド⁉︎」
一部の研究者は、ナスカの地上絵が「古代の競技場」だった可能性を示唆しています。
直線が多いナスカの地上絵は、人々が走ったり大会的な競争を行った跡ではないか?
ナスカ砂漠で古代のマラソン大会が開催されていた…かも?
⑥音響効果説
・地上絵に立つと、音が伸びる⁉︎
ナスカの地上絵がある場所では、特定のライン上で音響が変化するという研究があります。
これは、「儀式や祭事のために設計された空間だった」可能性を示唆している。
つまり、地上絵の上で太鼓を戦ったり踊ったりして、音とともに神への祈りを捧げていたのでは⁉︎
もしこの説が正しければ、ナスカの地上絵は「古代のコンサートホール」だった可能性も…⁉︎🎶
⑦巨大迷路説
・ナスカの地上絵は歩いて楽しむアートだった⁉︎
ナスカの地上絵の中には、一筆書きのように続く線が多い。
これは、「空から見るための絵」ではなく、「実際に歩くためのもの」だったのでは?
「巡礼」や「会議の道」として使っていた可能性がある。
ひょっとして、ナスカの地上絵は「超巨大なウォーキングコース」だたのかも⁉︎ 🚶♂️🚶♀️
⑧エネルギーライン説
・ナスカの地上絵は地球のパワースポット⁉︎
古代文明には、「レイライン(Ley Lines)」と呼ばれる地球のエネルギーが流れるラインの概念がある。
この説によると、ナスカの地上絵は地球のエネルギーを利用するために描かれた可能性がある!
地上絵のライン上には「特別な磁場」が存在するという調査結果も。
つまり、ナスカの地上絵は「古代のパワースポット」だった可能性も…⁉︎🌍✨
⑨暗号メッセージ説
・ナスカの地上絵は解読できる⁉︎
「地上絵の形には古代ナスカ人のメッセージが隠されている」という説。
幾何学的な模様が「古代の暗号文字」の可能性がある⁉︎
地上絵を解読すると「神との約束」や「歴史の記録」が読める⁉︎
未来の人類(または宇宙人?)に向けたメッセージだったかもしれない
真実はいまだ不明!
多くの意見、しかし決定打は無し
ナスカの地上絵が描かれた理由について、多くの学者や研究者が長年にわたり調査を続けてきました。
しかしながら、決定的な答えは、考えていません。
宗教儀式説→ なぜこれほど巨大なスケールで描く必要があるのか?
天文学説→ 一部の線は星の動きと関係があるが、すべての絵が一致するわけではない。
水源マップ説→ 確かに水の流れと関係がありそうだが、動物の絵とどうつながるのか?
宇宙人説→ ロマンはあるが・・・本当にUFOの滑走路として使われた証拠はどこに?
競技場説→ 競技用の施設や観客席、関連する道具などが発掘されていない。
音響効果説→ 一部の地上絵だけ。人が歌ったりするような施設や道具の痕跡も発見されていない。
巨大迷路説→ 迷路なら「道分岐」や「行き止まり」があるはずだが、ほとんどは単純なデザイン。
エネルギーライン説→ そもそもナスカの人々がエネルギーを意識していた証拠がない。
暗号メッセージ説→ 一定のルールやパターン、「意味を持つ文字や記号の体系・構造」がない。
どれも納得できる部分はあるが、「これが正解だ!」と言い切れるものはない。
実はまだ発見されていない地上絵がある⁉︎
ナスカの地上絵は、世界的に有名な「ハチドリ」「コンドル」「サル」などが知られていますが、
実はまだ発見されていない地上絵が存在する可能性が高い!
・AI技術が発見した「新たなナスカの地上絵」
2020年、ペルーの考古学者たちが「新しいナスカの地上絵」を発見しました。
それが… 「巨大なネコの地上絵」!🐱✨
そして、このネコの発見をきっかけに、研究者らのある予想を立てました。
「ナスカの地上絵は、まだ発掘されていないものがたくさんあるのでは?」
🛰️AI×ドローンで新たな発見が続く⁉︎
近年、ナスカの地上絵の研究には人工知能(AI)やドローン技術が導入されています。
・AIが航空写真を解析し、人間の目では見つからなかった線を検出!
・その結果、2018年以降、新しい地上絵も100点以上あります!
・「今まで知られていた地上絵は、ナスカ文明のほんの一部に過ぎなかったのかも⁉︎」
もしかしたら、砂に埋もれていたり、風化してしまったりしている地上絵がまだ何百も隠れているのかも
しれない…!
答えがわからないから、人は夢を見る。
ナスカの地上絵。誰が何のために、どうやって描いたのか?
数々の研究者が悩んできたこの巨大なアートの謎…。
しかし、もしもナスカの地上絵の謎が完全に解明されたら、私たちはこの謎についてこんなにも
考え続けることができるでしょうか。
本当の答えを知ってしまうと、このワクワク感がなくなるのでは?
答えがわからないから、人は夢を見る。
ナスカの地上絵は「未解決のロマン」なのだから。
そして、今この瞬間にも、新たな地上絵が発見されているかもしれない。
もしかしたら、未来の考古学者が「遂に解読成功!」 なんて日が来るのかも⁉︎
あなたならこの謎、どう解釈しますか?
「もしかしたらこんな理由かもしれない…!」と、自分なりに想像することがナスカの地上絵の
最大の魅力かもしれません。
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