tumorin– Author –
-
神話と伝説の舞台
スフィンクスはピラミッドより古い?地平線を見つめる巨大像の謎
砂漠に横たわる巨大な石の像──スフィンクス。エジプト・ギザのピラミッドのそばで、この像は何千年ものあいだ静かに地平線を見つめ続けています。けれどこの像は、ただピラミッドのそばにある古代遺跡ではないのかもしれません。一般には、スフィンクスは... -
妄想旅行
妄想の旅〜ある古参兵のアレクサンダー遠征記〜(後編)
※これは史実ではありません。 ここから先に書かれているのも、 私が勝手に思い描いた、ひとつの妄想の旅です。 ペルセポリスに立ったとき、多くの兵は、どこかで「終わった」と思っていた。ペルシア帝国の王都まで来た。ここまでで、十分だ――そう感じて... -
妄想旅行
妄想の旅〜ある古参兵のアレクサンダー遠征記〜(前編)
※これは史実ではありません。 ここから先に書かれているのは、 私が勝手に思い描いた ひとつの妄想の旅 です。 登場する人物や出来事は、 歴史を下敷きにしながらも、 あくまで「もし、そうだったら」という想像にすぎません。 それでも構... -
数理と科学で読み解く世界
なぜ海は光るのか|バイオルミネッセンスが生む青い奇跡
あの夜の海は、どう考えても反則でした。……と、言いたいところですが、私はその場にいません。自宅でコーヒーを飲みながら、画面越しに眺めていただけです。それでも、波が動くたびに青く光るあの景色は、まるで星空を海に敷き詰めたようで、思わず見入っ... -
時代を作った人々
氷河の国から海へ出た人たち|バイキングの本当の姿をたどる旅
「バイキング」と聞いて、まず思い浮かぶのは、剣と盾でしょうか。それとも、ホテルの食べ放題でしょうか。正直に言うと、私は長いあいだ、後者でした。けれど、前回の記事で、氷河が削ったフィヨルドの風景を調べているうちに、その海を渡っていった人た... -
世界の絶景と自然現象
氷河が削った海の谷――ブレイザフィヨルズル湾(アイスランド)
地図や写真を見ていると、同じ景色でも、人によって見え方はずいぶん違うのだろうと思います。たとえば、アイスランド西部のフィヨルドを前にしたら——アメリカ人は「すごい!映画みたいだ!」と言い、ドイツ人は「形成過程を調べたい」と言い、フランス人... -
歴史と文化に出会う旅
谷の奥で、時間がほどけていく― セナンク修道院
旅の記事を書いていますが、私はこれまで、記事にした場所を一つも歩いていません。セナンク修道院も、その例外ではありません。行っていません。そして今のところ、行く予定もありません。それなのに、画像を見ていると、ラベンダー畑の向こうで、時間だ... -
妄想旅行
妄想の旅〜ある新人水夫の航海記〜
※本記事は、妄想の航海記です。 実在の人物や出来事を参考にしていますが、 語られている心情や描写は筆者の想像のものです。 海は、もう珍しいものではなかった。少なくとも、港にいる限りは。港にはいつも船があり、出航の話や遠くの噂は、日々の仕事... -
数理と科学で読み解く世界
なぜ人は海を越えられなかったのか──船と航海術が世界を測り始めた時代
かつて海は、人類にとって「越える場所」ではありませんでした。陸地の先に広がる青い世界は、資源でも航路でもなく、戻ってこられなくなるかもしれない境界線だったのです。船はあっても、どこを進んでいるのかが分からない風は吹いても、それが味方か敵... -
時代を作った人々
海に出なかった航海王子──エンリケが残した“判断”の航跡
航海王子と呼ばれながら、エンリケ航海王子は、ほとんど海に出ていません。荒波を越えたわけでも、未知の大陸に上陸したわけでもない。それでも彼の名は、大航海時代の最初のページに静かに刻まれています。エンリケがいたのは、船の甲板ではなく、港のそ...