かつて世界の中心だった都市──バビロンに眠る文明の記憶

現在のバビロン遺跡を高台から見下ろした風景。乾いた大地の中に古代都市の跡が広がっている

世界史や聖書の中で、
何度もその名が登場する都市があります。

バビロン。
空中庭園、バベルの塔、そしてバビロン捕囚。
かつてこの都市は、古代世界における“世界の中心”ともいえる存在でした。

巨大な城壁に囲まれた都市には、
神々に捧げられた神殿が建ち並び、
青く輝くイシュタル門が人々を迎えていたといわれます。

けれど現在、
そのバビロンは静かな遺跡となっています。

イラクの乾いた大地に残るのは、
崩れた壁と土の跡。
かつて世界最大級の都市だったとは、すぐには信じられない風景です。

それでも、この都市の名前は消えませんでした。

聖書の物語の中に、
神話の中に、
そして人類の歴史の中に、
バビロンは何度も現れ続けます。

なぜこの都市は、
滅びた後もこれほど強く人々の記憶に残ったのでしょうか。

今回は、古代都市
バビロン遺跡
に眠る、文明の記憶を辿っていきます。

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